3月4日(水)の熊日新聞『読者ひろば』に、本校の清田先生の投稿文が掲載されました。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために全国の学校が一斉に臨時休校をしていることを受けて、学校に行きたくても行けない子どもたちへのメッセージが書かれています。
文面は、次の通りです。
不登校の生徒 十分に休養を
清田一弘57=高校教員(熊本市)
新型コロナウイルス感染拡大の防止に向け、2月27日、安倍晋三首相が全国の学校に春休みまで休校の要請をした。高校の場合、授業時間が不足し、期末試験も行われないため、成績や単位をどうするか、これから卒業式、入試・期末試験などを控えるため学校現場は混乱している。
だだ、学校に行きたくても行けない不登校の子どもたちに目を向けると、悪いことばかりではない。この子らは昼間、家にいても学校のことが気になってゆっくり休めていない。だから、昼間は考えたくなくて寝て、夜にゲームなどにはまってしまう子もいる。学校に行けない自分を責め続けるのである。
今、全国の子どもたちが学校に行かない状況になり、自分だけでないと、安心して休めるのだ。
これから1か月間、心からゆっくりと休んで欲しい。そして、新学期から、一歩を踏み出せるエネルギーを充電してもらいたい。新型コロナウイルスの影響が落ち着いた頃、新たな気持ちで前に進もうとしている姿が目に浮かぶ。