「これは僕(沖住)の物語だ!」
もう↑の一言に尽きます。FFⅩのアーロンが居れば、「これは、おまえの物語だ」と言ってくれるはずです。
そう言って沖住先生が紹介してくださったのがコチラ↓
『グミ・チョコレート・パイン三部作(グミ編・チョコ編・パイン編)』
主役は高校2年の男子高生<大橋賢三>。クラスでは、いてもいなくても変わらない透明な存在。アングラロックが好きで、B級映画が好きで、自分の趣味の話は誰も理解できないと決めつけ、流行の音楽やテレビの話を大声で話しているクラスメイトを心の中で馬鹿にしている。
そんな彼が、「学校のくだらない連中」を見返すために数少ない友人とバンドを組み、そして、ひそかに想いを寄せるクラス一の美少女<山口美甘子>と映画館でばったり出会うところから物語が動き出す。そんな大槻ケンヂ(筋肉少女帯ヴォーカル)の半自伝的小説です。
僕の人生は、この本を読む前と読んだ後に分けられます。僕の人生を変えた一冊(3部構成の三冊なんですが)です。
「世の中は通俗で凡庸な馬鹿ばっかりだ。俺は他のやつとは違う<何か>を持っているはず」という気持ちと「とはいえ俺ってとことん駄目なやつだよなぁ」という気持ちが心の奥底に同居している人はぜひ読んでください、これはあなたの物語です。