2月17日(水)の熊日新聞『読者ひろば』に、本校の清田先生の投稿文が掲載されました。2月11日(木・祝)に行われた卒業式生徒が書いた卒業文集への想いを綴った文章です。志成館は、いつまでも卒業生の皆さんの居場所であり続けたいと思っています。何でもない時にも、気軽に遊びに来てくださいね!
文面は、次の通りです。
卒業生からの文集 うれしい思い
清田一弘 58歳=高校教員(熊本市)
勤務している通信制高校で先日、卒業式が一足早く行われた。コロナ禍のため、感染予防に努め、例年より短縮・工夫しての式典だった。
この時期、卒業生は、卒業文集用の作文を書いてくれる。ある卒業生が教師らへの思いをつづっていた。
『先生方は個性強めな方ばかりで、とても居心地の良い空間を作ってくださいました。学校に来ると、清田先生、事務のT先生がまるで親戚のように挨拶を交わしてくださり、気持ちよく登下校をすることができました。もう、4月から優しくて温かい挨拶ができなくなると思うと寂しいですが、学校に遊びに来た時にはまた、親しく話しかけてください。』
私の席は学校の入り口の事務室にあり、生徒が登校した時、一番に顔を合わせる。この作文を読んで、事務の先生に「私たちは親戚のおじちゃん、おばちゃんなんですかねぇ」とくすっと笑い合った。日頃の何気ない挨拶が生徒にはうれしいことだったんだと、あらためて思った。
生徒の卒業文集は、教師たちへの通知表だと思っている。この生徒は私たちへ良い点数をくれたんだなぁと素直にうれしかった。
コロナ禍で十分なことをしてあげられなかった今年の卒業生。その分、卒業しても気軽に遊びにおいで!個性強めの親戚のおじちゃん、おばちゃんたちが待ってるからね!