4月3日(土)の熊日新聞『読者ひろば』に、本校の清田先生の投稿文が掲載されました。
志成館には、大学受験予備校もあり、そこで清田先生が小論文講座を行ったときの想いを綴った文章です。
清田先生は、大学受験予備校では生物・地学を教えておられますが、実は国語の先生になりたかったそうです。
文面は、次の通りです。
文集に書いた将来の夢叶う
清田一弘(58歳/高校教員/熊本市)
勤務している通信制高校は、大学受験予備校も併設している。高校は春休みだが、新年度を前に早期対策講座を行っている。
私は、通常は生物・地学を教えているが、この期間は小論文講座を担当している。時々、本紙に新聞投稿をしているので、生徒たちにも投稿文を通して文章力をつけてもらいたいという思いもある。
先日は、タイトルを隠した投稿文をプリントし、授業に利用した。タイトルをつけるというのは、究極の要約である。10~12文字程度にまとめなければいけない。生徒たちはキーワードを探し、筆者が言いたいことを短くまとめるという作業を行った。
自分がつけたタイトルと、実際に掲載されたタイトルを比べ、生徒たちは一喜一憂していた。要約の勉強には、本紙「読者ひろば」は、とても良い教材である。
私が中学の卒業文集に書いた将来の夢は、「国語の先生」だった。今回、大学受験予備校の国語の授業(小論文講座)を行い、あの頃の夢が叶った。専門の教科ではないが、これからも新聞を通して、生徒たちに文章を書く喜びを伝えていけたらと思う。