清田です。
5月3日(火・祝)の熊日新聞『読者ひろば』に、私の投稿文が掲載されました。
「沖縄本土復帰15日で50周年」というタイトルで、5月15日(日)に還暦を迎える想いと沖縄本土復帰した小学生の頃の思い出を書きました。
文面は、次の通りです。
沖縄本土復帰 15日で50周年
清田一弘(59歳/高校教員/熊本市)
1972年5月15日に沖縄の施政権が日本に返還され、今年で50周年を迎えることとなった。
50年前の5月15日。私は小学4年生で10歳の誕生日を迎えた日。その日は、沖縄復帰を祝って、国民は半ドン(午後から休み)。友人を呼んで、自分の誕生会が開かれた思い出がある。当時は沖縄が復帰したことがどんなことなのか、よくわからないままでいた。
最近は、一般家庭では見られなくなったが、国の慶事を祝う日に、軒先に国旗を掲揚する習慣があった。小学5.6年時の担任の先生は、「国旗を揚げなさい。それは、日本人だからです。沖縄の人たちは、昨年まで国旗を揚げられなかったんです。その悲しい思いを考えなさい。」と常日頃言っておられた。この時、初めて沖縄の本土復帰の意味が分かった。
今、沖縄を舞台にしたNHKの朝ドラ「ちむどんどん」で放送されている時代は、1971年、本土復帰の前年。当時の様子を見ることができる。戦後27年続いた米軍による統治が終わり、新しい歴史を開いてから半世紀。私が還暦を迎える日は、沖縄に思いをはせて過ごしたい。