清田です。
8月12日(金)の熊日新聞『読者ひろば』に、私の投稿文が掲載されました。
自分を信じて「心配ないよ」というタイトルで、8月6日(土)に行われた保護者茶話会で行われた卒業生によるパネルデスカッションを見て感じたことを書きました。。
文面は、次の通りです。
自分を信じて「心配ないよ」
清田一弘(60歳/高校教員/熊本市)
夏休みに入り、勤務する通信制高校でも3年生の三者面談が行われた。卒業後の進路の方向性を保護者も交えて話し合う大切な面談である。3年生の副担任もしているので、必要に応じて同席した。
三者面談では、就職か進学か、進学なら大学か専門学校か、さらに受験方法はどうするか、まで話し合う。ここに至るまで、生徒たちは、進路研究・家庭での話し合いなどを重ねている。しっかり考えて、進路を決めるのは今ではないと思った生徒へは、就労移行支援事業所などの支援機関や併設の大学受験予備校なども含めて一緒に考える。
毎年この時期になると、3年生の中には将来への不安で動けなる生徒もいる。特に通信制高校の場合、卒業後に学校や職場へ毎日通えるかが心配なのだ。そんな時は自身のことを思い出してほしい。不登校を経験した時期はあったとしても、それはこれまでずっとではなく、毎日学校へ通えていた時期もある。
しばらく自分への充電のため、通信制高校の仕組みをうまく利用することで、十分にエネルギー補給もできている。私はいつも「心配ないよ!」と背中を押している。
先日、生徒や保護者らに向けて、この春卒業した生徒たち7名が近況報告を行うパネルディスカッションが行われた。みんなそれぞれの場所で頑張っていた。私の「心配ないよ!」は確信に変わった。目の前の生徒たちも自分を信じて、新たな道へ進んでほしい。