清田です。
6月19日(月)の熊日新聞『読者ひろば』に、私の投稿文が掲載されました。
実は、この原稿は、5月のオープンスクールのことを書いたもので、1ヶ月過ぎて掲載していただけました。
先日の17日(土)にも6月のオープンスクールがありました。手伝ってくれた皆さん、本当にありがとうございました。
文面は、次の通りです。
学校説明通じ自分を高める
清田一弘(61歳/高校教員/熊本市)
私が勤務する通信制高校では毎月、オープンスクールを行っている。参加してくれた中学生らに対応を、職員だけでなくボランティアの高校生たちも務めている。
今年も生徒たちにオープンスクールの手伝いを呼びかけたところと、申し出てくれた中には、入学して1カ月を過ぎたばかりの1年生もいた。その生徒自身も中学生の時、本校のオープンスクールに参加している。その時、ボランティアの高校生たちが声をかけて学校の様子を説明してくれたことを鮮明に覚えていた。入学したら今度は自分が中学生に説明したいと思っていたのだそうだ。
生徒に学校説明をお願いしているのには理由がある。1年生は、自分の良いところを言うのは、まだ苦手である。しかし、自分が通う学校や先生、友達の良いところは言うことができる。3年生になれば、進学や就職の面接試験で自己PRを求められる。そのための練習、つまり進路指導の一環なのである。
ボランティアを志願した1年生たちも、3年生になれば、自分の良さを堂々と面接官に伝えることができるようになるだろう。進路指導は教室だけでできることではない。オープンスクールの場も自分を高める学習の場となっている。