清田です。
8月7日(月)の熊日新聞『読者ひろば』に、私の投稿文が掲載されました。
体育の時間や夏休みになっての1年生の一コマです。以前は、「きよちゃん」「キヨッピー」だったですが、60歳を過ぎて、「きよじぃ」が定着してきました。
「きよじぃと孫たち」の1年生クラスは、みんな優しいです(^^)/
文面は、次の通りです。
生徒の成長に目細める日々
清田一弘(61歳/高校教員/熊本市)
60歳を過ぎて担任になり、生徒との距離感や接し方が異なってきた。全日制高校に勤務していた20~40歳代は、お兄さん先生と生徒のイメージ。今の通信制高校に勤務してからは、親戚のおじちゃんと子どものイメージ。そして60歳を過ぎた今は、おじいちゃんと孫のイメージ。
私自身にはまだ孫はいないが、クラスの生徒たちが、孫のようにかわいく思える。日頃は、「よしよし、じいちゃんが話ば聴いてやるけんね!」のスタンス。「ここは、年寄りの出番たい!」と、頑張る時もある。
体育の時間は、見守りも兼ねて一緒に参加することも。バレーボールで、コート外に転がったボールを拾いに行こうとすると、生徒たちから「先生はあんまり動かんで!」と優しい声を掛けられる。
夏休み前に「夏休み中はしっかり休みなさい」と言ったのにもかかわらず、生徒たちは学校に来たがる。学校を親戚のじいちゃんちと思っているのだろうか。先日は数人で集まり、調理室でパンケーキを焼いていた。私の分を山盛りで持って来てくれた。
優しい孫のような生徒に囲まれ、1学期を終えた。中学校時代、不登校を経験した生徒たちの成長に、目を細める日々は続いている。