


今日の体育は体育館でバレーとバドミントンを行いました。
それから、突然ですが上の2枚の写真どちらともブレていますが違いは何でしょうか?
上の写真は全体がブレていて、下の写真は真ん中の二人だけがブレていますね。
どこかがブレてしまうのはカメラの性能不足ですが、ブレる箇所が違っているのは写真の撮り方
によるものです。これは手振れがあったかなかったのかの違いです。
今日は生徒に体育の写真を撮ってもらいました。200枚くらい撮ってもらいましたがちゃんと
様子がわかるのは2枚目の写真4枚くらいでした。最初は正直「今日のブログどうしよう、やばい!」
などと思いましたが他人に物を教える立場の人間として多くのことを学びました。
それから、はじめに言っておきますが生徒の写真の撮り方がなじるつもりはありません。
少し長くなりますが説明していきますね。
まず、写真を撮ってくれた生徒はボタンを半押し後に最後まで押すということはわかっていて、
一応、そのことを教えるところまではやっていました。
しかし、写真は全部ブレブレです。そのため、写真を撮る姿に着目しました。
普通写真を撮るときは大体3枚目写真の左側のような姿勢、カメラの撮り方をすると思います。
反対に生徒の写真を撮る姿勢を見てみると3枚目写真右上の通りでした。まず、ワキが閉まっておらず
肩がブレブレ、次に肘が支点としての機能を果たさずにこれもブレブレ、そして、手首が伸びた
ままで指先でカメラを持ってさらにブレブレブレでした。
これがブレブレの原因①でした。さらに、もう一つの原因はボタンを押す時に人差し指が真ん中の関節
から曲げずに指の根元から指を伸ばしたままボタンを押していること。ボタンを半押しの状態から
全押しに移行する際も人差し指は伸びたままでした。
ここからわかることは生徒は教員の指示は明らかに守っています。だから、教員からの「なぜ
できないんだ」という指摘は絶対にあってはならないなと思いました。かといって、ブレブレの原因
は全て教員の説明の仕方に問題があるわけでもありません。ちなみにその生徒は勉強は普通に
できるので学力の問題はなにもありません。
それでは、何が問題なのか。ただ器用ではないから?確かにそれも一理あると思いますが、おそらく、
反復を繰り返すだけでは効果は薄いかなと思います。なぜならば、この生徒はそもそも自分が
器用でないのは嫌というほど自覚しており、ただ指示を出すと嫌な気分になってしまいます。
今日の観察で分かったのは、その生徒の見る力の問題かなと思いました。
おそらく、当生徒が他の人がカメラを撮る姿を見た経験の量は他の人と大して変わらないと思います。
しかし、その生徒がものを何かを見ると学ぼうとものを見る時、3枚目写真右上の赤丸のような
大事な部分に焦点を当てるのではなく、写真一枚目上のように全体を何となく見て、全てに焦点が
絞れていない状態で見ているのかなと思いました。
そうであれば、見る力を育てると変化がでてくるのではないかと思いました。正直、確証は
ないですが(ある書籍で似たようなことは書いてありましたが…)生徒と一緒に見る力を育んで
いこうと思います。これからも体育の写真もそうですが、普段の生活でも見る力を意識して指導を
していきたいと思います。その後の経過もブログにUPしていこうかなと思います。
今日は本当に勉強になった一日でした。
体育で肉体疲労、学校に居残ってからのブログ掲載なので、雑な文にはなりましたが長文にお付き合い
いただき、ありがとうございました!