1年生の科学と人間生活、2年生の化学基礎の時間で紫キャベツの色素で酸性・アルカリ性を調べると
いう実験を行いました。(写真は1年生で前日撮影。2年生は本日。でも、写真を撮り損ねました…
すみません…)
紫キャベツの中にあるアントシアニンという色素を水溶液の中に加えると酸性であれば溶液が赤く
なり、アルカリ性であれば溶液が黄色なります。
それを使って、様々な液体の性質などを確認しました。
まずは、紫キャベツを千切りにし、さらにそれらを絞り汁をゲットするという地味な作業から始め
ました。人類の進歩のための発見はこんな地味な作業から始まったのです。
それはさておき、まずはどう見ても酸性のレモン果汁。ビュービューと液を追加するとすぐに赤色に
変化しました。または紫キャベツの汁を絞り出すのは面倒でしたので、アルカリ性のものを投入すれば
青くなるんじゃない?という生徒からのアイディアを即、採用。探して出てきたのが弱アルカリ性
液体石鹸でした。ボトルのラベルを見ながら「ほんまにアルカリ性なんか?」と訝しがりながら
ボトルのフタをポスポスと押してみますが、なかなか色が変わりません。弱アルカリ性だから
なのか、ボトルの中の液体石鹸が一度、詰め替えた弱酸性の液体石鹸である可能性も捨てきれない。
きっと弱アルカリ性であることを信じて石鹸ビームを溶液の中へ連射しました。
するとどうでしょう。溶液は見事に青みがかった色に変化しました。実験成功です。
「弱アルカリ性だからアルカリ性が弱いんかな」と思った生徒もいましたが、「ポッカレモンの容器を
絞って出てくるレモン果汁の量とガシガシ押しまくっても出てくる液体石鹸の量が少ないからじゃ
ない?」と冷静に別の可能性を考える生徒もいました。
彼らの考察は素晴らしいですね。
柴田先生はこの生徒の考察も見越していたのでしょうか。さすがは、ボードゲームマスター!
先が見えています。果たしてどうなのかは明日聞いてみることにしましょう(笑)
とても有意義な実験の時間でした。千切りと汁絞りを除けば(生徒談)
嗚呼、感想が男の子ですねぇ…。