【令和6年3月12日(火) 清田先生の新聞記事】

 清田です。
 3月12日(火)の熊日新聞『読者ひろば』に、私の投稿文が掲載されました。
 1年生の担任として、1年間を振り返って内容です。
 4月から、クラスの様子などを熊日新聞「読者ひろば」に投稿し、本日までに13回掲載していただきました。(実は、ボツになった投稿もたくさんありましたけど…。)私の投稿に対して、感想をいただいた方もあり、自分の文章がいろんな方に伝わっているんだなとあらためて感じた1年でした。
 4月からも投稿を続けていきたいと思います。生徒の皆さんも、書いてみませんか?

文面は、次の通りです。

わずかな成長 気付く大人に
 清田一弘(61歳/高校教員/熊本市)
 通信制高校で1年生を担任している。昨年4月に新入生22名でスタートしたクラスは転入生を迎え、今年3月には35名になった。
 この1年間をゆっくりした環境で過ごし、エネルギー充電を充電できた生徒たちは、自分の夢に向かって大学等への進学準備を始めている。
 学校への登校が少なかった生徒の中には、アルバイトを始めた生徒も多くいた。将来、自分が仕事をするというイメージができたのではないだろうか。「学校には行きづらくても、他に行ける居場所があれば、それで大丈夫!将来、ちゃんと仕事はできる」と私はいつも生徒に話している。
 充電が十分にできなかった生徒たちへは「自分のペースで焦らずに進んでいってほしい。道はいくらでもある」と話している。
 年度末のこの時期には、生徒との二者面談(スクーリング)、そして、保護者との面談を行っている。生徒一人一人に私から見た一年間の成長を伝え、保護者にも子どもの成長を分かち合った。
一人一人進む速さは違う。他人と比べるのではなく、私たち教師も保護者も、子どものわずかな成長にも気付ける大人でありたいと思う。