【令和6年7月24日(水) 読者ひろば】

清田です。
 7月24日(金)の熊日新聞『読者ひろば』に、私の投稿文が掲載されました。
 七夕飾りのことについて、7月初めに投稿した文章です。七夕の頃に掲載されなかったので、ボツになったと思っていましたが、忘れた頃に掲載されて、ビックリしました!
 3年生の皆さん、一部の大学・専門学校では、受験がはじまっています。志望する進路に向けて、精一杯がんばってください!合格をお祈りしています…。
 

文面は、次の通りです。

「味噌天神」に合格を祈って
 清田一弘(62歳/高校教員/熊本市)
 勤務する通信制高校の隣には全国で唯一のみその神様を祭る味噌天神宮がある。
 奈良時代、疫病を治めるために神薬の神として御祖(みそ)天神を祭った。ある時、近隣の倉に納められていた僧侶らの食事に使うみそが多量に腐ってしまった。困った僧侶が御祖天神に祈願するとおいしくよみがえったので、その後はみそ倉の守護神・味噌天神として信仰を集めた。境内に生えるササを入れるとみその味が良くなると、戦前はササを授かりに参拝する人が多かったそうである。
 当校では、毎月の神社清掃活動や秋の例大祭に合わせた文化祭を行っている。そのため、地域の方のご厚意で、毎年七夕用に境内のササを頂いている。
 学問の神様と言われる菅原道真公も祭ってあるので、大学受験を控える3年生は、七夕の短冊には「志望校合格」の願いを書く生徒も多い。校内に飾り、七夕を過ぎたらササを持って神社に生徒たちみんなでお参りするのが恒例となっている。
 私も、毎年のように願い事を書いている。「頭頂部増毛!」「前頭部後退阻止!」。おかげで62歳になった今でも、持ちこたえている。
 生徒たちも「なるほど!」とうなずき、今年もそれぞれの願いを書いていた。生徒たちの願いが、今年もかないますように…。