清田です。
10月7(月)の熊日新聞『読者ひろば』に、私の投稿文が掲載されました。
私は学校外の先生方との研究会に参加しています。それだ、小学校の先生方とも話をする機会が多くなりました。先生方は、とてもたいへんです。皆さんの中には、将来、学校の先生になりたい人もいます。数年後には、現状を改善して、子どもたちともっと触れ合える環境にしていかなければいけないと強く思います。そして、もっともっと先生になりたいと思う人が多くなる世の中になればいいですね!
文面は、次の通りです。
教育にもっと予算割いて
清田一弘(62歳/高校教員/熊本市)
先日、熊本県内の民間教育研究サークルの合同研究会(熊本県民教連研究集会)に参加した。午後の分科会では、小学校の2人の先生から「教員不足をどう乗り越えるか?」という報告があった。
2人とも学校では教務主任の立場で仕事をしている。先生方に出張や休みが生じると、毎朝の調整が大忙し。また、教員に体調不良等で欠勤が出ると、担任代行も勤めなければならない。これが長期に及ぶと教務の仕事をしながら実質の担任となる。年度末、年度初めは特に忙しい。会に参加した先生方からも共感の声が上がっていた。
教員不足の中で精一杯やっておられうるが、いつか体調を壊すのではと心配である。報告された先生からの本音は「ねぎらいの言葉が欲しい」とのことだったが、ねぎらう余裕さえないのが、今の学校現場である。
それぞれの先生方が、愚痴や不満を語り、その場では少しはホッとされたと思う。しかし、研究会の中で語り合っても、何も改善されない。
まずは、疲弊しきっておられる先生方の姿を知ってほしい。国や県は、もっと教育にお金をかけてほしい。教員不足であれば、教員でなくてもできる仕事をその道の専門家にお願いして、教員の負担を少しでもなくしてもらいたい。