【令和6年12月11日(水) 高尚なる趣味 ~八代校より~】

 こんにちは、志成館八代校です。今日は八代校でのある一コマを紹介します。では、どうぞ!

 ある生徒が「ブルーロック」のコミックを読んでいた。一般的にコミックはモノクロで印刷をされているが、彼が読んでいたのはカラーページのコミック。「あれ?コミックでも巻頭カラーのページがあるんだぁ」と私がつぶやくと彼は「これは塗り絵ですよ」と返す。「・・・。」、言っている意味が分からずしばらく沈黙が流れる。その間にもう一度、ゆっくりとそのページを見返してみる。すると、その見開きのページの色の濃淡には微かではあるが塗り残しというか色斑のようなものがあるのに気づいた。さらに目を細め、その色斑に焦点を当てる。コミックの紙の色と黒色、それ以外の色の間に妙な違和感を感じた…。「はっ!」、私は思わず息を飲んだ。その違和感の正体は、謎の第三者による秀逸な粧飾の儀によるものだった。…

 以上の一コマです。

 要は、巻頭カラーだと思っていたページが実は生徒が色鉛筆で着色したページだったということです。とにかく、驚きをみなさんに詳細にお伝えしたくて、このような回りくどい書き方をしたわけです。本当に、精巧に彩色がしてあったので、初めてそのページを見た人は巻頭カラーページだと思い込んでしまうと思います。気になる方は八代校まで。

 それにしても、コミック本にハイクオリティ塗り絵とは、本当に高尚な趣味ですね。しかも、コミックを読んでいると思いきや、自分の作品を愛でているです。八代校は掘り下げれば、面白いことがどんどん出てきますね。発掘調査が楽しみです!