【令和6年12月17日(火) 清田先生の記事】

 清田です。
 12月17日(火)の熊日新聞『読者ひろば』に、私の投稿文が掲載されました。
 12月5日付の熊日新聞の記事を読んでの想いを書きました。志成館でも、総合学習の時間に様々な企業の皆さまから職業講話を行っていただいています。最近は、保護者による職業講話があまりできていませんが、これを読まれた保護者の方、金曜日の12時40分からご都合がつかれる方は、ぜひご協力をお願いします。

 文面は、次の通りです。

学校と保護者地域も一体で
清田一弘(62歳/高校教員/熊本市)
 12月5日付本紙教育面の記事「PTA活動 誇れる地元へ」の記事を読んだ。
 熊本市立出水南中PTAが、子どもたちが誇れる地元をつくろうと、イベントなどの活動に力を入れているという内容だった。保護者が生徒に向かって自らの仕事を語るイベントでは、子どもたちは「親」ではない新たな一面を知る機会にもなったと思う。
 私が小学校2年生の時、当時郵便局員だった父が社会科の授業で職業講話をしてくれた姿は、50年以上経った今でも目に焼き付いている。話がうまい父をとても誇らしく思った。その後、私が教師を40年近く続けてこられたのは、あの時の父の授業を超えたいという思いもあったからだ。
 出水南中でも、保護者たちの話を聞いたことがこれからの人生を決めるきっかけになる子どもたちが出てくると思う。そんなすてきなイベントを企画されたPTAの方、そして、一緒に行われた学校関係の方には頭が下がる。
教育は、学校だけで行うものではない。学校、保護者、そして地域が一体となり、地域の子どもたちを共に育てていくものである。このような取り組みが全国に広がり、子どもたちが誇れる地元が各地にできていくことを切に願う。