本日も寒空の中ですが、心はぽっかぽか。なぜならば、今日から冬休みクッキングが始まるからです!
そして、本日のテーマは昨日のお知らせした通り、牛ハラミ・スパイス祭!みなさん、それは何ぞや?と思ったことでしょう。牛ハラミは牛の横隔膜の肉の部分で横隔膜の背中側の部分です。ちなみにサガリは横隔膜の肋骨側の部分になります。一応、ホルモンに分類されるそうです。内臓横の部分なので内臓の臭みが移りやすく、ものによってはかなり匂います。というわけで、臭いが気になるこのハラミちゃんをおいしく食べるためには臭い消しが肝です。内臓なだけに!そこで、料理酒に5分くらい下した後で、このハラミちゃんずを様々なスパイスに漬け込みました。
まずは花椒(ホァジャオ)塩という花椒は中国の山椒で日本のものよりちょっとピリッときます。次にタンドリースパイスです。うわぁ、本格的とか思われたかもしれませんが業務スーパーで普通に販売しているインド産の香辛料ミックスです。これとすりおろしたニンニクとショウガを加えました。ヨーグルトとレモン果汁も入れるのですがヨーグルトはなぜか冷蔵庫の中でカチンコチンに凍っていて使えず、レモン果汁はなかったので今回は除外。三つめは、ケイジャンスパイスです。米国のルイジアナ州で発祥の唐辛子、クミン、クローブ、シナモン、ガーリックなど複数の香辛料を混ぜ合わせてできたスパイスです。これも普通に業スーに売ってあります。ちなみに私は業スーのステルス・マーケティングがしたい訳ではありません。そして、4つ目は市販のミックスハーブソルト(アメリカンとイタリアンがありますが今回はアメリカン)です。これはAmazonとかでも買えますがどこで買ったかまでは覚えていません。そして、最後はプルコギです。これは知っていますよね。
以上の仕込みをした後、お昼休みにみんなで一種類ずつホットプレートで焼いていきました。最初に、ある生徒にホットプレートに油を敷いてと伝えるとドバドバと底が隠れるほど入れだしたのには、ちょっと驚きましたがこれもご愛敬。すかさず、「肉の油があるから少量でいいんだよ」とフォロー。これも一つの学びですね。しっかりと火が通るように一つ一つ焼いていきました。自分の推しに愛を注ぐようにみなさん辛抱強く待ち、丁寧に焼き上げてくれました。
出来上がると校内のみんなに配り、みんなで少しずついただきました。みんな、口々に「おいしい!」「なんか変わった香りだけど、好き!」と言ってくれました。スパイス祭の目的は味を楽しむのみにあらずです。未知の香りとの遭遇、これこそがスパイス祭の神髄なのです!まあ、皆さんが下りを聞いていたかどうか、この神髄に気づいていたかどうかはともかく各人、舌鼓を打ってくれたことには大満足です。朝の講座をしっかりと頑張ったこともおいしいスパイスとしての一役を買ってくれたこともあるのでしょう。
午後も講座を頑張り、そのあとで遊んだり、おしゃべりしたり、ミュージックビデオを鑑賞したりして楽しく過ごしました。何だか充実した冬休みを過ごせています。
さて、明日の献立ですが、パンを焼きます。しっかりと生地から作る予定です。中身の具はあるものを使いますがレトルトのカレー(キーマがベスト、sunnyのみなさんのお墨付きシリーズがパンに合わせるならおすすめ)やソーセージなどを持ってきてもらえるとさらにおいしく食べられます。各自で好きなトッピングはご用意ください。お楽しみに!