
清田です。
2月25日(火)の熊日新聞『読者ひろば』に、私の投稿文が掲載されました。
2月15日(土)に行われた、保護者茶話会と合同で行われた「ひなたぼっこの会」でのことを書いたものです。
生徒の皆さん一人一人は、自分自身でもそれに気づかないかもしれませんが、みんな成長しています。わからないときは、周りのおとなに聞いてみてくださいね!
文面は、次の通りです。
比較せずに良い所見よう
清田一弘(62歳/高校教員/熊本市)
人はどうしても他人と比較してしまう。子どもがなかなか学校に行けない親にとっては、同じ年頃の子どもたちが元気に通学している姿を見るだけでもつらくなるという。
しかし、他人との比較ではなく、一番大変だった頃の子どもの様子と比べてみて、少しずつ状態が良くなっていっていることに気づいてほしい。
私が主宰する思春期の子どもと向き合う大人たちの会「ひなたぼっこの会」では先日の例会で、そんな悩みを持つ保護者らと「子どもの成長を感じ合おう!」のテーマでワークショップを行った。
睡眠時間を例に取ると、一番大変だった頃は「昼夜逆転で睡眠時間はバラバラ」。それが今年度始めの4月は「昼ごろに起きてくる」、今は「朝9時頃には起きている」といった具合に良くなっているのだ。参加者一人一人にそのような具体例を出していただき、みんなで分かち合った。
私たち大人は、自分の成長に気づかない子どもたちに「ここがこんなに良くなったよ!がんばっているね!」と成果を伝えてやることも大切である。きつい思いをしているのは、子どもたち自身なのだから…。