今日は昨日の麦踏み祭でGETしたデコポンを学校のみんなで美味しく食べてもらう計画を実行しました。
まずは、箱を開封!・・・、するとそこには鮮やかなオレンジ色(何だかデコポンに失礼な表現?)が目に
飛び込んできました。その肉厚で身の詰まった「それ」をひっくり返し、鼻を近づけると芳醇な香りが鼻を
突き抜けて、頭の中までグルグルと駆け巡るかのような感じがしました。
あまりの圧倒的な色彩と香り、その存在感に梶井基次郎の著作『 檸檬(れもん)』のあの光景が頭に浮かん
できました。だから、あの作品のようにデコポンを優勝カップの上に、置いてみました。
私の中では爆弾を置いてきた気持ちになって、生徒が期待通りのリアクションをしてくれるかを待っていたの
ですが、開口一番に「何、これ?おいしそう!」
この一言に芸術的な?気持ちは見事に吹き飛びました。まさに、爆弾ではあったわけですが・・・。
登校する生徒に少しずつ分け与えて食べてもらいました。
みんな、美味しそうに食べて、笑顔になりました。
みんなの嬉しい、美味しいという余韻はデコポンのさわやかな香りと一緒に校内に残っています。