【平成29年10月18日(水)体育:野球映画 】

雨。生徒からは派手なアクション映画を所望する声もありますが、やはり体育の時間であるということで、趣旨を曲げずグッとこらえて。ソフトボール大会を来月に控えている点も加味してこちらの作品を鑑賞しました。邦題は「プリティ・リーグ」となっております。

舞台は1943年のアメリカ……(と聞くだけで、どのような出来事の時代なのかを察する力が全ての生徒に備わってくれると素晴らしいのですが)戦時下で男性の少なくなった社会を盛り上げるべく立ち上げられた女性プロ野球リーグのお話です。当時はまだ根強かったであろう男女差別や、チーム内での姉妹の確執、さらには家族の不幸といった様々な壁を乗り越えていく熱いストーリーです。また主人公たちの活躍に、次第に女性への偏見があるオヤジから立派な監督へと変貌していくトム・ハンクスの姿も印象的でした。

「つらくてあたりまえだ 楽だったらみんなやってる」というセリフが個人的には印象的でした。楽でないことが多いのが、受験や就職へ向かう高校生活でありますが、逆境の中でもチームで乗り切る姿や、それが周囲へ与える勇気や感動といったものを感じ取ってくれれば良いなと思う2時間でした。そして、来月のソフトボール大会でも、女子だから、あるいは後輩だから…という遠慮をせず、思いっきりかっ飛ばしてほしいものです‼