今日の国語の時間は、前田英樹さんの『手技に学ぶ』の文書を、実際にのこぎりを使って体感してみました。
のこぎりが、自分の重さで、自ら動いているかのように引く。これは何を意味しているか。木の中にのこぎりが入り込んでいくのに、人間の不安定な意識ほど邪魔なものはない、ということだろう。
大工の仕事は木をやっつけることではない。木の中に入り込んで、その特質を引き出すことである。(「独学の精神」前田英樹)
クラスのみんなで交代しながら、のこぎりの重さを意識しながら、軽く引いていくことで、切り口がきれいでまっすぐ木を切ることができました。文章を読むだけでなく、実際に体を動かしながら体感してみた授業になりました。