総合学習です。一年生教室のボードには
「絶対に失敗しないとしたら、どんなことをしたいですか?」
との問い。中熊先生が先日実際に投げかけられた質問だそうです。生徒たちの回答をのぞいてみると、お金のこと、スポーツ関係のことなど様々。これは問答を通して、その人の今を見つめ、未来を見通していく思考の訓練のようなものだそうです。ちなみに、質問は以下のように続きます。
「では、なぜ今のあなたはそれをやらない/できないのですか。理由は何ですか?」
ここで出てきた理由=課題を一つずつ取り除く、クリアしていくことで、いざ目標に挑戦するとき「絶対に失敗しない」精度を上げていこう、という趣旨なのです。
ところで、ガラスの天井つきの籠で育てられたノミは、いつも天井を意識して過ごし、ついにはある日天井が取り除かれていても、ガラスのあった高さ以上には跳ばなくなるそうです。
上で挙がった理由・課題は、本当にそこまで解決困難なものでしょうか。ひょっとするとこれまでの生活の中で、皆さんのガラスの天井はもうなくなっているのかもしれません。
話のあとの清掃活動中も、自身の精一杯のジャンプをしたい先について思いを巡らせてくれれば良いなと思う50分間でした。