2月2日(土)の熊日新聞『読者ひろば』に、本校の清田先生が、3年生が卒業を迎える今の想いを書いた投稿文が掲載されました。
文面は、次の通りです。
人生のゴール目指して進め
清田一弘(56)
=高校教員(熊本市)
3年間受け持った生徒たちの卒業が近づいてきました。通信制高校という性質上、入学時に9人だった生徒たちも転入で増えて、今は60人になりました。生徒たちは、卒業を前に文集作成など行っています。「まだ、卒業したくない!」という声も聞かれます。
この3年間、私はクラス担任として、生徒・保護者らのちょっと前を歩んできました。もちろん高校卒業は、人生の通過点に過ぎませんが、私はペースメーカーとして先導してきました。いわば、動く灯台の役割です。生徒たちは、それぞれのペースだけど、なんとなくその灯を追いかけていけば大丈夫、という気持ちでこの高校生活を歩んできたと思います。
マラソンでは、だいたい30キロ地点から、ペースメーカーが外れます。まもなく私の役割は終わります。あとは、生徒たち自身の足で人生のゴールを目指して進んで欲しいと願っています。
卒業式が近づき、3年間を思い出して悲しくなる時もありますが、最後は笑顔で生徒たちを送りたいです。そして、私はこれから、ゴール付近まで交通機関を使って先回りして待っておきたいと思います。