熊本の秋の風物詩として『藤崎八旛宮秋季例大祭』があります
近所でも夜な夜な祭りの練習をする若者たちの威勢のいい掛け声やラッパの音が
聞こえてきます
諸行事は9月の第3月曜日(敬老の日)をその最終日とする5日間に渡って
行われており、その最終日に行われる神幸行列が祭りのクライマックスとなります
その中で観客の注目を集めるのは、神輿に付き従う「随兵(ずいびょう)」と
「飾り馬(かざりうま)」の奉納行列です
飾り馬は、近年は60団体以上が奉納し、「ドーカイ、ドーカイ」という威勢のよい
勢子たちの掛け声と、ラッパなどの鳴り物で賑やかに行進しながら、熊本市内を練り歩きます
例年、9月中旬にさしかかっても残暑のおとろえない熊本の街ですが、
市民の間では、神幸行列当日の朝の冷え込みのことを「随兵寒合(ずいびょうがんや)」
といい、この祭りが熊本に秋の訪れを告げるものとされています